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【最新】12月ハワイ不動産マーケット情報
【最新】12月ハワイ不動産マーケット情報

2023年12月のホノルル不動産協会のデータから今後のハワイ不動産マーケットを読み解きます。

Monthly Statistical Report - December 2023

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<2023年年末統計のサマリー>

オアフ島の住宅販売は2023年で4分の1以上減少し、一戸建て住宅の販売は26.3%、コンドミニアムは28.0%それぞれ減少しました。

不動産販売価格の中央値は若干減少しましたが、一戸建て住宅の販売価格の中央値は引き続き100万ドルを超え、

5%下落の105万ドルで年末を迎えました。

一方、コンドミニアムの販売価格の中央値は50万8,500ドルで、わずかに0.3%減少しました。

 

~2022年との比較~

• DOM(Days on market: 物件が市場に出てから締結するまでの日数)の中央値は2022年の12日間と比べて長くなりました。

• 一戸建て住宅のDOM中央値は22日で83%増加し、コンドミニアムは21日で75%増加しました。

• 全体の販売価格と当初の提示価格の比率と比較すると、提示価格を受け取った売り手はわずかに少ない結果となりました。

• この比率は、最終販売価格と比較し、当初の提示価格の何%を受け取ったかを評価するものでして、

今年は物件不足により市場の一部で競争が続いたにもかかわらず、全体の販売価格と当初の提示価格の比率は低下し、

比率の中央値は一戸建て住宅で98.3%、コンドミニアムで98.6%となりました。

• 新規物件数は両市場とも2桁減少となりました。

• 2023年の一戸建て住宅の物件数は20.2%減の3,324件となり、コンドミニアム市場の新規物件数は18.0%減の6,123件となりました。

• 借入コストの上昇によりペンディングセールスが減少し、購買活動が鈍化しました。

• 一戸建て住宅の契約件数は18.7%減の2,796件、コンドミニアムでは22.1%減の4,721件となりました。

 

2023年を通じて、一戸建て住宅の販売はほとんどの価格帯で減少しました。

例外は69万9999ドル以下の物件のみで、10.7%増加しました。

この価格帯の販売の大部分はthe Leeward regionのもので、62%となる135件の販売を占めました。

反対に、90万ドルから139万9,999ドルの価格帯の物件は34%下落し、543件減少しました。

 

コンドミニアム市場では、すべての価格帯で売上が2桁減少となりました。

例外はKailuaで、変化は最小限となり前年比で2件減少しただけでしたが、他のすべての地域では24% 以上の減少がみられました。

 

さらに、2023年には一戸建て住宅とコンドミニアムのどちらの市場でも、当初の提示価格より高く成約した販売件数は減少し、

一戸建て住宅市場では2022年が50%であったのに対し、2023年はわずか29%、

コンドミニアム市場では2022年が37%であったのに対し、2023年は21%という結果になりました。

 

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<2023年12月統計のサマリー>

2023年12月、一戸建て住宅、コンドミニアムともに販売量は前年比で減少を続け、

一戸建て住宅では23か月連続、コンドミニアムでは19か月連続で販売量が減少しました。

 

販売価格の中央値は一戸建て住宅が100万ドルを下回り、99万6,500ドルで月末を迎え、

2022年12月の104万9,500ドルから5.1%減少しました。

反対にコンドミニアムはわずかに上昇し、2022年12月と比較して1.5%上昇して51万ドルとなりました。

 

DOMの中央値は一戸建て住宅が18日で、2022年12月より1週間程短くなりましたが、

一方コンドミニアム市場は26日となり、2022年12月より5日長くなりました。

 

12月の成約件数は一戸建て住宅で8.3%増加し、コンドミニアムの成約件数は前年同月比0.3%増と安定していました。

さらに、一戸建て住宅とコンドミニアム市場はエスクローの総在庫が前年比で9.7%、8.8%とそれぞれ増加し月末を迎えました。

 

価格が100万ドル以上の一戸建て住宅の販売戸数は21.1%減少し、2022年12月の販売戸数である114戸に対し90戸となりました。

しかしながら100万ドル未満の一戸建て住宅の販売戸数は比較的安定しており、4.5%の緩やかな増加がみられました。

コンドミニアム市場では、70万ドル以上の高価格物件の販売の落ち込みは最小限にとどまり、前年比74戸か2戸少ない販売を記録しました。対照的に、価格が69万9,999ドル未満のコンドミニアムは、前年比30.3%の大幅な売上減少となり、198件にまで減少しました。

 

新規物件数は一戸建て住宅市場では前年比9.8%増加しましたが、コンドミニアム市場では2022年12月と比較して5.9%減少しました。

ただし販売物件数は前年比でほとんど増加しておらず、2024年においても購入者が目にする物件が限られていることを示しています。

2023年12月末時点で、市場に出ている一戸建て住宅は前年比0.5%増の600戸、コンドミニアムは5.5%増の1,234戸でした。

 

 

※出典:Honolulu Bord of REALTOR®

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