2023年8月のホノルル不動産協会のデータから今後のハワイ不動産マーケットを読み解きます。
Monthly Statistical Report - August 2023
一戸建て住宅とコンドミニアムの成約数は前年比で減少し、それぞれ19.7%、16.9%減少しました。
しかし7月と比較すると一戸建て住宅の販売は12.5%増加し、コンドミニアムの販売は横ばいとなりました。
一戸建て住宅の販売価格中央値は2022年と比較し、1.4%減の$1,110,000となった一方、
コンドミニアムは3.3%増の$515,000となりました。
年初来からみますと、オアフ島不動産の販売価格の中央値は、一戸建て住宅が前年比5.7%減の$1,050,000、
コンドミニアムが1.6%減の$502,000となりました。
$900,000~$1,199,999の価格帯の一戸建て住宅が最も販売数の減少が大きく、前年比39.2%減となりました。
一方、より手頃な価格帯の$600,000~$899,999ドルの範囲では、前年同月比13.1%、件数にして8件とわずかに増加しました。
コンドミニアムの場合、より手頃な価格帯の$100,000~$499,999の範囲で最も販売量の減少がみられ、前年比24.3%減少しました。
同時に、$900,000以上の価格帯のコンドミニアムの販売は前年とほぼ変わらずという結果となりました。
8月は$799,999以下の一戸建ての販売物件数がより多く見られ、前年同月比33.8%増加しました。
the K?ne‘ohe regionとthe Leeward regionでは、販売物件数が最も増加し、それぞれ前年比で52.9%と16.7%増加しました。
コンドミニアムの物件数はほとんどの価格帯で増加し、その大部分は$300,000~$699,999の範囲であり、
昨年比20.7%の増加がみられました。
一戸建てとコンドミニアムの両市場は昨年より5日遅いとはいえ一貫したペースで推移し、
売出しから買い付けが入るまでの日数の中央値は両市場で18日となりました。
the Leeward regionの住宅とthe Waipahu regionのコンドミニアムは他の地域に比べ最も遅いペースでエスクローに移行しており、
売出しから買い付けまでの日数の中央値はそれぞれ50日と41日となりました。
ペンディングセールス数は依然として前年比で減少していますが、両市場とも前月比でわずかな増加がみられました。
契約件数は7月と比べ一戸建てが8.1%、コンドミニアムが1.0%それぞれ増加しました。
※出典:Honolulu Bord of REALTOR®