2022年5月のホノルル不動産協会のデータから今後のハワイ不動産マーケットを読み解きます。
アメリカ入国の陰性証明も必要なくなり、日本入国も徐々に緩和されてきており、
今年の夏には大変多くの日本からの渡航者が押し寄せると考えられます。
2022年5月のオアフ島の統計を共有させて頂きます。
https://members.hicentral.com/images/Documents/msr/MSR_2022_05MAY.pdf
5月のハワイ不動産は共に新記録を更新し、戸建住宅の中間価格が$1,153,500、
コンドミニアムの中間価格が$516,500にとなっています。
販売件数は、戸建住宅が344件で前年同月の405件から15%減、
コンドミニアムが688件と前年同月の598件から15.1%増となり、
戸建住宅、コンドミニアム共に中間価格の新記録を樹立し
全体的に先月よりも活気ある市場となっております。
戸建住宅の販売件数が344件と前年同月比で15.1%減としたものの
コンドミニアムの販売件数は688件と前年同月比で15.1%伸びており、
戸建住宅の在庫低下や価格高騰によってバイヤーがコンドミニアムへシフトしていると考えます。
5月の戸建住宅マーケット状況ですが、$600,000から$1M未満の価格帯の戸建住宅は
販売件数が昨年対比で最も大きな41.2%も減少しております。
最も売れた価格帯は$900,000台で41軒、次に売れた価格帯は$800,000台で37軒となっておりますが、
販売件数自体は以前と比べ段々と少なくなってきております。
他方では、$1M以上の販売件数が伸び、$1.1M?1.2Mで33軒、
$1M?$1.1Mで31軒、$1.3M?$1.4Mで30件となっております。
5月のコンドミニアムマーケット状況は非常に好調な状態でした。
最も売れた価格帯は手頃な$300,000台から$500,000台のコンドミニアムで
5月の総販売数の48.0%にあたり、昨年より13.4%増加しています。
また$700,000台から$800,000台の販売件数も非常に伸び、
前年同月比で2倍以上、5月の総販売数の17.6%となっています。
最も人気の高かったエリアはホノルルのメトロエリアで
販売戸数が21.9%増加しコンドミニアム全体売上の中心的な役割となっています。
戸建住宅、コンドミニアムの販売ペースですが、リスティングから契約締結まで
マーケットにあった期間はどちらも10日となっております。
先月同様に売り出し価格を上回って取引された物件は増加し
217戸の戸建住宅と313戸のコンドミニアムが売り出し価格を
上回って販売されており、戸建住宅の売上の63%、
コンドミニアムの売上の45.5%にあたる割合となっています。
※出所:Honolulu Bord of REALTOR®