2021年9月のホノルル不動産協会のデータから今後のハワイ不動産マーケットを読み解きます。
9月のトータルセールスボリュームが前月より若干減少して入るものの、
ほとんどのバイヤーは売り出し価格より上のオファーで
契約を締結を狙う傾向は継続しております。
Oahu Monthly Statistical Report - September 2021 (hicentral.com)
2021年9月のまとめとして戸建て・コンドミニアム共にセールスボリュームは
前年を上回るペースとなっていますが、前月8月のセールスボリュームからは
戸建が0.2%、コンドミニアムが8.9%の減少傾向です。
中間価格として$1,050,000(戸建て)、$478,000(コンド)となっています。
9月の戸建てのセールスの57%は$1,000,000以上の物件で、
$1,000,000~$1,399,999のレンジの物件が最も売れている
戸建となっています。
戸建セールスの3件に2件が売り出し価格より上での成約となっており、
特にエバ地域でこの傾向が顕著となっています。
コンドミニアム市場においては$700,000以上のコンドミニアムのセールスが
57件から129件の登記がなされ前年比の2倍以上となっております。
コンドミニアムセールスの39.6%が売り出し価格より上での成約となっており、
特にオアフ島中心部、エバ地区、マカキロ地区は70%以上の傾向となります。
戸建て・コンドミニアム共に新規売出物件数の増加、
売出しから買い付けまでの経過日数の平均値の低下、
満額以上での買い付け件数の増加、と同様の傾向を持ち合わせている。
新規売出し物件数に関しては、戸建て・コンドミニアム共に
前年比12.0%、28.1%と上昇しています。
9月に販売された戸建て住宅の売出しから買い付けまでに
要した日数は9日、コンドミニアムで11日でした。