2021年2月のホノルル不動産協会のデータから今後のハワイ不動産マーケットを読み解きます。
オアフ島の不動産市場は継続して好調で記録を残す数字が出ております。
住宅ローンの低金利と売出物件数の在庫薄は売主へ金額において
上向きの圧力をもたらし、買主には競争の環境下が続いています。
戸建て
2月の中間価格は$917,500と前年比約20%の上昇、かつ記録となった1月の$883,000からも
さらに3.9%伸ばしさらに新記録を更新させています。成約件数も前年比5.3%上昇。
新規売出物件数も前年比マイナス19.3%と、在庫不足の影響から買主間での激しい競争は
戸建ての売主の48.5%に満額以上で成約しており2020年度の19.8%の数字の
約2.5倍の率で満額以上の買い付けが入ってきている状況にあります。
2月末日時点での戸建てのオアフ島における売出物件数は774件でした。
売出し開始から買い付けが入るまでの日数(Days on Market)
が戸建ては9日間と市場の絶好調度合を示しています。
成約した戸建ての約1/3のは$700,000~$899,999の価格帯
となっているが、$1,000,000以上の成約件数においても
2020年度と比べると55件から111件と倍以上と動きを見せています。
コンドミニアム
2月の中間価格は$457,000と前年比6.4%と安定的に上昇している中で、
成約件数においては前年比41.1%と急上昇を遂げています。
コンドミニアムにおいても在庫不足は発生しており2020年度は8.9%だったところ、
売主の29.1%に満額以上の買い付けが入る状況にあります。
2月末日時点でのオアフ島におけるコンドミニアムの売出物件数は1,979件でした。
成約したコンドミニアムの約21.3%は$400,000~$499,999の価格帯で、
成約件数としても53.2%と急上昇しています。
※出所:Honolulu Bord of REALTOR®